印刷工員がカレーショップを開くまでやるブログ
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「ひとつづつの小さな現在が続いてるだけである」
友人の家に飾られていたフランス人形に惹かれ
毎日のように見に行っていた中学時代。
いつかわたしもフランス人形を作りたいと、昭和12年
近所のおもちゃ工場に勤めることになった。
フランス人形とはほど遠かったが当時は文化人形を
ひたすらつくり続け、その日々は刺激的であった。
今では職人としてパートさんから尊敬されるようになり、
昨日からようやく新しいぬいぐるみを1人で任されている。
今年50歳を迎えたオレだが今までになく興奮している。
いいのだ、これで十分じゃないか、
子どもたちがオレのこしらえたこのテントウムシちゃんの
ぬいぐるみを抱きしめながら泣いたり笑ったり怒ったり、
そういった日常のひと場面にこいつがそっと付き添えれば…
それはもう素晴らしいことじゃないか
テントウムシを日本中の子どもたちに届けたい。
昭和44年 吉日 村沢東次郎(人形職人)
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