印刷工員がカレーショップを開くまでやるブログ
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4月に入ってきた新人君、
まるで学ランも脱ぎきれぬほどの
初々しさと生真面目さをみせ、
慣れぬ手つきで仕事に励んでいましたが
部長は誰隔てなく平等に怖いから耐えられなくなり
体にボツボツができて辞めてしまった。
以前食堂で学ラン君と同い年の
バカ野郎ってヤツが2人でしゃべっているのを
私は盗み聞きしたことがあった
あれはパンをかじっているバカ野郎が
学ラン君のお弁当を羨ましそうに眺めながら
それ誰作ってんの?と質問したのが事件の始まりだった
質問に対し学ラン君はもじもじしつつも
使い慣れない口振りで「彼女」とゴニョゴニョ答えていた
話によると毎朝彼女が弁当作って家に届けてくれる・・・
らしかった。
オレは瞬時に悟った、学ラン君は嘘をついていると…。
夜な夜なムダに女の子を探し徘徊している
目の前のバカ野郎だけには見下されるわけには
いかないのだ、よってウソをついている
バカ野郎はバカなのでニヤニヤしながらもさらに
彼女についての詳細な質問を続け、
学ラン君のデリケートゾーンをむちゃくちゃに掻き回していた。
タイムショックばりに問をこなす学ラン君はパニック寸前
嘘を嘘で塗り固め、妄想と現実を無理やりくっつけた挙げ句
おぞましくも違和感だらけの人間像になってしまった彼女X
「ありえな~い!」
バカ野郎が大きな声で言った。
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