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小学生の頃テレビ局にものまねオーディションを
うけに行ったことがある。
当時テレビが好きで
ヘリコプターのものまねをする外国人のひとを見て
異常に興奮しちゃってなぜかテレビ局に
電話をかけちゃったうっかり小学生。
「今度ものまねオーディションあるからきてみて」
と言われ、インスタントでしこんだ
“西部警察”(みんな好きかと思ってたので)の
ものまねをたずさえて出かけたんですよ。、
まず控え室に入って爆笑しちゃったんだよね。
当たり前なんだけど、
そっくりさんが部屋ぎゅうぎゅうにいてさ。
いい大人がたまのランニング着てたり
切り裂かれたジーンズの短パン履いてたり、
でっかいタマネギみたいなカツラつけて
似てたり似てなかったり「こいつら痛い大人だなー!」
って思って笑っちゃったんだよね。
結局そんな私は不合格。(罰当たり)
後日テレビみたらオレが見下した大人たちが
のびのびと演技してすげー笑わせていて
大人の世界は厳しいなと感じたのである。
オーディションが終り、廊下に出た時、
さっきのジーンズで短パン(その日会場でいちばん痛かった男)が
ピンク色のハチマキをなびかせながら(実はコイツも不合格)
近寄ってきて
「君のものまねみてたら緊張がほぐれて勇気が出たよ!
君の次で良かった、じゃね!ありがとう」
と、まるでカーくんみたいな爽やかさ(但し短足)で去って行き、
私はその言葉を頭の中ではんすうしながら
大変複雑な気持ちで地下鉄に乗って帰ったのを覚えている。